ひとつの判断を、五つの領域と二つの市場にわたって。

概要
Sideriは、ジョンシリ・ラハットが主宰するデザインスタジオです。ブランド、オブジェクト、空間、デジタルシステムを横断して、ディレクションを担います。物理とデジタルを、別々の領域としては扱いません。考え抜かれた空間も、そこで触れるインターフェースも、使う人には一つの体験として届きます。届き方が一つなら、設計も一つにするべきです。プロジェクトも担当範囲に切り分けず、全体として受け取ります。多くの実務は、どこか一つの領域を専門にします。Sideriが引き受けているのは、その範囲の広さです。

広く取っても崩れないのは、案件ごとに変わらない判断が一本通っているからです。加えて、日本とタイの両方で仕事をしてきました。範囲を広く取っているのは意図であって、成り行きではありません。判断は私がします。ブランドはゼロから立ち上げます。UDSの社内ブランドSOJYUでは、ポジショニングとネーミングから、香り、プロダクト、空間、ECサイトまでを一貫して担当しました。
About
国境をまたぐ場合もあります。バンコクのBistro Paletteは、東京から組み立てました。中村拓志&NAP建築設計事務所では特注家具を設計し、運用中のプロダクトではデザインシステムとAI機能を設計しています。建築のスケールでアートのキュレーションも手がけます。この仕事の根底にあるのは、武蔵野美術大学大学院で原研哉を中心とする教授陣のもとで形づくった姿勢です。形を決める前に、人が何をどう受け取っているかを見ることです。現象学、記号論、身体性認知。デザインの出発点を、見た目ではなく知覚に置く訓練でした。

SOJYUが、いちばん分かりやすい例です。ひとつの考え方を、香り、プロダクト、スパ、そしてそれを売る日本語と英語のストアまで通しました。サイトを後から足したブランドではありません。最初の着想の時点で、つくるもの、実装するもの、売る場所を同じ設計のなかに入れています。物理とデジタルが一つの体験になるのは、この順序で進めたときだけです。規模の大きい案件では、信頼できる専門家を案件ごとに集めます。ブランド、空間、実装、デジタル。編成は毎回変えますが、向かう先は一つに揃えます。
スタジオについて
主宰制
すべての案件を、ひとりが推進します。焦点を絞った案件は、着想から実装・納品まで単独で一貫して手がけます。
2
拠点
東京 / バンコク
案件ごとの専門家編成
大規模で複数領域にわたる仕事は、厳選した専門家ネットワークでチーム編成します。ブランド、空間、施工、写真、フロントエンド。どの部分を誰が担うべきかを見極めます。
5
領域
デジタル、ブランド、空間
オブジェクト、キュレーション