東京都文京区
小石川 5-1
採用支援は、サービスが横並びになりやすく、信頼を築くのが難しい市場です。TAP に必要だったのは、厳密さを示すアイデンティティと、その厳密さを動きで見せるウェブサイトでした。静的なパンフレットでは足りず、ブランド会社とウェブ制作会社が別々に手を入れる形でも成立しません。考え方、グラフィック、モーション、実装のすべてが一致している必要がありました。
信頼の築きにくい市場では、物語を語った瞬間に疑われます。だからブランドを説明させるのではなく、実演させることにしました。タグラインではなく、振る舞いで示す。自ら組み上がるマーク、破綻しない体系、読み込みとともに主張を体現するページ。設計と実装を一続きの仕事として担うことが、その主張を裏づける唯一の方法でした。
アイデンティティ体系は、ひとつのモジュラーな単位から立ち上がります。正方形が増殖してロゴマーク、プロセスアイコン、グラフィック言語になり、その対項として Business Capability Map が置かれます。装飾ではなく、実務で使えるコンサルティング成果物です。ウェブサイトでは、同じ単位が動きはじめます。読み込み時、グラデーションのかかった正方形群が散らばり、やがてマークへ収束する。スクロールに連動したモーションが、その落ち着きをページ全体へ運ぶ。アニメーションは装飾ではなく意図として伝わります。実演されたブランドの精度です。戦略から、実装して公開するところまでを一続きで担ったこと。それが思想を最後まで途切れさせませんでした。